借金の督促と時効援用

アビリオ債権回収からハガキが届いた時の対処法は?裁判になる?

更新日:

債権回収(サービサー)とは、聞き慣れない社名ですので、手紙が届いたらびっくりするかもしれませんが、ちゃんと中身を知れば、落ち着いて対応できるはずです。

これから、わかりやすくご説明したいと思います。

アビリオ債権回収は何をしている会社?

1.借金回収のプロ

「債権回収会社」とは、法務大臣の認可を受け、銀行や信用金庫、消費者金融、リース会社などから譲り受けた「債権の管理・回収」を行う民間会社です。

「債権」とは、ざっくり言うと「借金」のこと。また「債権者」とはそれを回収する権利を持っている人(または会社)のことです。

まあ、簡単にいえば、借金の回収を行う業者ってことですね

債権回収会社は、貸した相手に対しお金を回収する権利を、元の貸し主から譲り受けます。そして、元の貸し主に代わって、借り主から返済金を回収する、という業務を行っています。

現在のアビリオ債権回収は、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(プロミス)100%出資の債権回収会社で、三洋信販債権回収とパル債権回収という2つの会社が平成22年に合併してできた会社です。

三洋信販債権回収は日本で5番目に登録された債権回収会社ですので、その流れを受け継ぐアビリオ債権回収は、債権回収会社の中でもベテランといえるでしょう。

いわば、借金回収のプロ、ということです。

 

2.債権回収は不良債権処理のために誕生した国の制度です

債権回収会社から連絡がくると、借り入れをした会社と、請求してくる会社が違うので、混乱したり、怪しく感じたりすることもあると思います。しかし、債権回収会社はれっきとした国の制度に基づいて運営されています。

平成11年に「債権管理回収業に関する特別措置法(サービサー法)」が施行されました。

当時、たくさんの銀行が不良債権を抱えていました。不良債権によって銀行が破綻すれば経済が大混乱になります。

そこで、不良債権の処理等を促進するために、それまで弁護士しか認められていなかった債権回収業務を、法務大臣の認可を受けた民間業者も行うことができるようになったのです。

アビリオ債権回収も認可された債権回収会社の一つです。しかし、同社や類似の名前をかたった詐欺や架空請求も発生しているようです。

焦って対応し、詐欺被害に遭わないよう、注意が必要です。

 

ハガキが届くのはどんなパターンがある?

 

1 プロミスへの返済が滞ったケース

アビリオ債権回収からハガキが届くパターンとして一番単純なケースは、「プロミス」から借りたお金の返済を滞った場合です。

プロミスから借りたお金を長期間返さずにいると、プロミス側で自社での回収が困難と判断し、アビリオ債権回収に債権を譲渡するときがあります。

そうすると、アビリオ債権回収から、「今度からアビリオ債権回収に返済してください」という内容のお知らせが届くのです。

 

2 三洋信販(ポケットカード)などから過去に借りたことがあるケース

次に、可能性があるのは、過去に三洋信販からの借入があるケースです。

アビリオ債権回収は、平成22年にプロミス系のパル債権回収と三洋信販債権回収が合併してできた会社ですので、過去に三洋信販からの借入があり、完済していない場合にも、ハガキが届く可能性があります。

また、モビットなど、他の消費者金融の債権の場合もあります。その場合は、ハガキのどこかに元の貸し主の名前が書かれているはずですので、探してみてください。

 

3 銀行借入やリース契約のケース

消費者金融からお金を借りた覚えがないでも、ハガキが届く場合があります。

それは、銀行や信用金庫からの借入や、リース契約の保証会社にアビリオ債権回収がついている場合です。

銀行で保証会社がついた借入をした場合や、保証会社のついたリース契約をした場合にも、アビリオ債権回収が保証会社になっていると連絡が来るケースがあります。

 

4 連帯保証人になっているケース

自分では借金をしていなくても、連帯保証人になっている場合にもアビリオ債権回収から連絡がくる可能性があります。

主債務者(お金を借りた本人)が支払を滞った場合に、連帯保証人として返済をしてくださいという内容の通知が届く場合があります。

家族や知人の借金の連帯保証人になっていて、その借入先の借金がアビリオ債権回収へ移転したことで連絡が来るというケースです。

 

債権譲渡譲受通知書いた場合の対応は?

1債権譲渡譲受通知書とは何か

借金を取り立てる権利が移動したときには、それを借り主にお知らせしなければいけません。「債権譲渡譲受通知書」というのは、借金が元の債権者からアビリオ債権回収へ移動した時に出されるお知らせです。

貸し主の立場からすると、債権(=借金)をアビリオ債権回収に譲り渡したことになるので、「譲渡」通知書を出します。

逆にアビリオ債権回収からみると、元の貸し主から債権(=借金)を譲り受けたことになるので「譲受」通知書を出すことになります。

債権譲渡通知や債権譲受通知には、「期限の利益の喪失」の日付や、債権譲渡(譲受)の日付が書かれてあると思います。

「期限の利益を喪失」というのは「社内で滞納を待てる期限が過ぎた」という意味、「債権譲渡」・「債権譲受」とは「借金の取り立て業者が移動した」という意味だと思って頂ければOKです。

専門用語ばかりで難しいかもしれませんが、届いたハガキにはこのような言葉が書かれているケースが多いので、覚えておいて損はありません。

 

2 すぐ連絡しないで!

債権譲受通知が届いたら、焦ってアビリオ債権回収にすぐに電話をかけるのは間違いです。

例えば、アビリオ債権回収から請求される身に覚えがないので、どういうことか直接聞いてみよう、と考え、ハガキに書いてある電話番号に問い合わせの電話をかけたとします。

すると、「アビリオ債権回収が○○金融から債権を譲り受けたので、今度からこちらに払ってください。支払方法については、あなたにとって無理のないやり方を一緒に考えましょう。

まずは何月何日までに1000円だけでいいので払ってください。」と親切そうに言われたら、「ありがとうございます。1000円なら払えます。」と答えてしまいそうですよね。

しかし、そこが落とし穴。

うっかり返済する意思を見せてしまうと、もしその借金が時効が進んでいたとしても、そこで時効が中断します。一度、払うと答えてしまうと、時効は主張することができなくなるのです。

銀行のカードローンであっても消費者金融からの借り入れであっても、何の理由もなく債権回収会社に債権は移転しません。ずっと滞りなく返済を続けることができているのであれば、債権回収会社から連絡が来ることはありません。

債権回収会社から連絡が来るというのは、返済になんらかの問題が発生し、ある程度の長期間に渡って返済が滞っている証拠。元の金融業者が自社での回収が困難と判断したため、回収のプロである債権回収会社に、債権が移転したのです。

債権が債権回収会社に移転するまでの期間というのは、一慨に何年と言い切ることはできないのですが、まずは時効になっていないかどうかを確認したいところです。時効であれば一切払う必要がないからです。

時効かどうかを確認せずにすぐに「払います」と答えるのは、非常にもったいない行為です。まずは、落ち着いて、ハガキに書かれていることをしっかり読みましょう。

最終返済日(最終弁済日)が書かれていて、5年以上経過していれば時効である可能性が高いです。しかし、相手は回収のプロ。素人判断は危険です。こちらもプロである弁護士か司法書士にお任せするのが一番です。

 

3 時効の援用を検討する

「時効」という言葉を聞いたことがあると思います。もちろん借金に関しても「時効」は存在します。

相手が個人ではなく、銀行や金融会社からの借金の場合、消滅時効は5年です。5年間支払いをしなかったら「この借金は時効だから返済しなくていい」と貸し主である金融業者に対し主張することができます。

しかし、時効はただその期間が過ぎれば自動的に適用されるものではありません。自分から主張しないと時効扱いにはなりません。借り主の方から時効を主張することを「時効の援用」と言います。

時効は借りた側が主張しないと適用されませんので、すでに期間的には時効であったとしても、アビリオ債権回収からは、時効であることは触れずにしれっと返済を要求する通知が届くのです。

そして、時効であったとしても、「返済します」という意思を相手に伝えてしまうと、そこで時効が中断します。

たとえ1000円であっても10円であっても、借金の返済を行ったり、「今は払えないけど、払うつもり」などと借金の存在を認め、払う意思をアピールする発言をしてしまった時点で「債務承認」(借金を認めた)となり、時効のカウントがリセットされるのです。

なお、アビリオ債権回収からの通知に、最終返済日が書かれておらず、時効のカウントのスタート日がわからない場合があります。また、時効の援用は、口頭で伝えるだけではダメ。内容証明郵便を利用した決まったやり方があります。

なかなか個人で時効の援用を行うのは難しいので、通知が届いたら、アビリオ債権回収に連絡する前に、法律のプロである司法書士や弁護士に相談することをオススメします。

なお、貸し主・借り主共に商人ではない場合の消滅時効は10年です。金融業を行っていない個人や、信用金庫、住宅金融支援機構が貸し主の場合は時効は10年ですので、注意してください。

 

「電話のお願い」への対応は?

「電話のお願い」というタイトルの書類が届いたからといって、自分で電話をかけてしまうのはちょっと待って!です。

アビリオ債権回収は、あの手この手で払わせたいのですから、自分から連絡するというのは自ら墓穴を掘りにいくようなもの。うまい言い方に乗せられて、「借金があるのは分かっています」や「払います」と返事をさせられてしまいかねません。

一度借金の存在を認める発言をしてしまうと、言葉をひっこめることはもはや不可能です。

その借金が時効かどうかの判断は自分では非常に難しいものです。そのため、やはり、「電話のお願い」が届いても、すぐに電話せず、弁護士や司法書士に相談するのが最も良い方法なのです。

 

その他の疑問

アビリオ債権回収に関して、その他の注意点・疑問を見ていきましょう。

1.電話が来ることはある?

アビリオ債権回収から電話がかかってくることはあります。

なぜなら、元の貸し主からお金を借りる時に自分の電話番号を知らせているからです。債権が移転するときに、借り主の情報は全部アビリオ債権回収に知らされています。ですから借り主の電話番号だってアビリオ債権回収は知っています。

電話がかかってくるケースというのは、ハガキや封書での通知を無視している時です。ハガキを送っても、封筒でお知らせを送っても、何も連絡がないと電話で連絡を取ろうと考えるのは当然といえば当然。

それすら放置すれば、次は裁判、とどんどん手続が進んでしまう可能性が高いのです。無視していれば向こうもいつかあきらめる、などということは残念ながらありません。

 

2.アビリオ債権回収からの問い合わせを無視し続けるとどうなる?

 

無視しない

アビリオ債権回収からの通知に対し、連絡しないで放っておいたらどうなるのでしょうか?

アビリオ債権回収が聞いたことのない会社名だからといって、無視したり、通知を捨ててしまうのは、大変危険です。

たとえば、知らない社名だから架空請求だろうと勝手に判断して、無視したり、通知を捨て続けているうちに、アビリオ債権回収から裁判をしますよという通知が届いたり、実際に裁判所から通知が届いたりしてしまう可能性があります。

さらにそれすら無視しつづけると、いずれ預金や給料を差押えられてしまう可能性があります。

 

無視し続けると強制執行で差押えの可能性が。

債権回収会社は、回収のプロですので、あらゆる回収の手段を選択肢として持っています。ですので、裁判で債務名義をとることだってためらいません。

「債務名義をとる」とは、「強制執行することができる権利を得る」ことです。

債務名義には、確定判決、仮執行宣言付判決、仮執行宣言付支払督促、和解調書などがあります。

金融業者が行う裁判として、よくあるものは簡易裁判所での「支払督促」という裁判です。支払督促が裁判所から届いた時に、反論せず無視すると、「仮執行宣言付支払督促」が出ます。

簡易裁判所で「仮執行宣言付支払督促」が出ると、それを根拠に、アビリオ債権回収は強制執行を行うことができるようになります。

強制執行には、給料の差し押えや、預金の差し押え、動産(家財道具や自動車)の差し押え、不動産の差し押えなどいろいろな差押えがあります。

金融業者に借入を申込んだ際に、申込用紙に勤務先名を記入していたら、勤務先がバレているので、給料の差押えの危険性がぐっと高まります。

差し押えをされてから、「やっぱり違う」や、「やっぱり時効」と主張することはもうできません。

また、裁判をされてしまうと、判決が確定した時点からの10年間に時効までの期間が伸びてしまいます。

ですので、通知を無視しつづけるのはデメリットしかなく、メリットは一つもありません。

アビリオ債権回収から通知が届いたら、専門家に見せる。それが解決の一番の近道です。

 

借金の清算方法=債務整理

アビリオ債権回収から届いた通知を見ると、借り入れ元金より利息や遅延損害金で債権額が大幅に増えている場合があります。

そうなると、全額一括返済が困難なほどに増えてしまっていたり、分割払いでは途方もない回数になってしまうケースもあります。

その場合、弁護士や司法書士を通して債務整理を行うことをおすすめします。債務整理には、交渉で返済方法を決める任意整理、裁判所を通して手続をする特定調整、個人再生、自己破産という選択肢があります。

どの方法で債務整理をするかは、ケースバイケースですが、弁護士や司法書士が間に入れば、アビリオ債権回収からの債権回収業務が一時ストップします。

無視したり放っておくといずれ給料差しさえなどの強制執行を受ける可能性がどんどん高まっていきますので、アビリオ債権回収からのハガキや通知が届いたら、早めに弁護士や司法書士に相談しましょう。

弁護士費用の安い!東京ロータス法律事務所

岡田法律事務所

借金を減額したい方は、とりあえず東京ロータス法律事務所の先生に任せるのが良いでしょう。

相談して損する可能性はかなり低いです。

債務整理の経験が豊富で、特に任意整理は割安にやってくれます。

安いだけでなく、全国対応してくれるし、休日に相談に行くことも出来るので、ほとんどの人におすすめできる法律事務所です。

「借金返済の催促を止めたい」って急いでいる人は、下の電話番号からお電話してください。すぐに対応してくれます。

0120-124-004

匿名で借金減額の相談先をシミュレーション「 借金相談カフェ」

 「借金相談カフェ」の借金減額シミュレーターは、どこに相談したら良いのか?どんな借金減額、債務整理方法が良いのかわからない人向けです。

イラストで説明された簡単なシミュレーションなので、とりあえず自分に合った方法を調べたいって人は利用してみてください。

そうや法律事務所

そうや法律事務所

借金の取り立てを即時止めたい人は、そうや法律事務所に相談してください。

相談料は無料です。

-借金の督促と時効援用

Copyright© 債務整理ガルガル , 2018 All Rights Reserved.