子供には出来る限りのことをしてあげたいというのは、親として自然な感情です。
子供が頑張って勉強すれば応援してあげたいし、私立中学に進学したいと言ったら、多少大変でも授業料を払ってあげたいと思うでしょう。
しかし、その結果として家族の生活が崩壊してしまっては、元も子もありません。
教育にかかったお金だったとしても、借金は積み重なると回復不可能なダメージを家族に与えてしまいます。
子供の教育にかかった借金が返せなかったらすぐに専門家に相談してください。
今回はそんな体験談をお送りします。
私立中学受験と教育費による借金体験談
中学受験による借金
子どもが小学3年生の時のことでした。子どもが急に「中学受験をしたい」と言いはじめました。最初は冗談かと思って受け流していたのですが、話をよく聞いてみると、そうではなく、前からずっと考えていたことがわかりました。
そこで、私の負担が増えるのは明らかだったのですが、塾を探しはじめました。
色々と探した末、自宅から少し離れていて送り迎えも必要なものの、子どもに合った塾が見つかったので、そこに通わせることにしました。塾からの帰りが遅いので、手作り弁当を持たせてあげることも私の家事に加わりました。
また、土曜日や日曜日も塾に自習に行くことがあったので、その時も弁当を作らないといけなくなりました。さらに、塾に通うための教育費が必要になったので、平日はパートに行って稼がないといけなくなりました。
そういうわけで、平日は、午前中はパートに行き、帰って来たら子どものために弁当を作り、塾への送り迎えもするといったパターンになってしまいました。夫の仕事も忙しくなり、帰りが遅くなったので、私の就寝時刻も当然遅くなり、睡眠時間が減りました。
このような生活を何ヵ月も続けていると、段々と疲労がたまってきました。そこで、主人に少し協力してもらえないかを相談してみました。
具体的には、土曜日や日曜日の送り迎えをしてくれるように頼んだのです。しかし、あっさりと断られてしまいました。理由は、子どもの教育は母親が責任を持つことだからというものでした。
納得はできませんでしたが、主人の気持ちが変わるのはかなり難しいと思ったので、それ以上お願いするのはあきらめました。結局、半年間ほどそのような生活を続けた後、身体的にも精神的にも疲れはててしまいました。
それでも、塾に通わせるのをやめるわけにもいかないので、手作り弁当を持たせる代わりに市販の弁当を持たせるなど、少しでも自分が休める時間を作るように工夫して、何とか日々の生活を続けました。
主人の協力も得られずストレスが溜まっていたこともあり、時々友達をランチをするようになりました。
一食1,000円程度の食事でしたが、子供の塾の費用も加わり家計の負担になり、私と夫の貯金は子供の受験が終わるころには底をつきました。
無事子供が私立中学に受かるが、想像以上にかかる教育費
子供の努力もあり、無事に死亡していた私立中学に合格できました。
しかし、中学生になってから想像以上に教育費にお金が必要になりました。
授業料だけで年間100万円(私立大学並みですよね)近くかかり、長期休みの時は、通常の塾の授業と季節講習へ通うことになるので、塾代が通常クラスと季節講習費の2回分まとめて請求がくることになります。
パート代でのやりくりはなかなか大変になり、一時的にカードローンでお金をまとめて借りることにしました。
子供は私立中学でバレーボール部に入ったのですが、しょっちゅう遠征をおこない、そのたびにお金を出さなければなりません。
こんな、子供絡みの急な出費にも、カードローンがあると便利に対応できました。特に、夜中など銀行口座を指定してネットバンク経由でカードローンは振り込んでくれるので便利です。
夫のお給料は生活費や住宅ローンの返済などでやりくりが大変なので、教育費はパート代から出していますが、かなりの金額になったので、このままではちょっと厳しいな〜と感じるようになっていました。
ですが、塾代の支払いも期限が決まっているので、延長すると塾代が払えず子供が塾へ通えなくなりますし、やはり今後のことも考えると塾代は支払った方が良いのでカードローンで借り入れするようになりました。
しかし、借金額が80万円近くになると、パートでやりくりするのが厳しい状況になります。
金利負担が重く、カードローンの元本が減りにくくなるのです。
なかなか今まで借り入れした金額が返済できないまま、また借り入れをするような状況が続き、パートの日数を増やそうとしてもシフト制で他のパートさん達との都合もあるため、なかなか仕事を増やすことができず、カードローンの返済が厳しい状況になってきたので、夫に相談することにしました。
夫も貯金はほとんどないので、二人の実家に頼るか、債務整理をするか迷っています。
まとめ
無理に子供を私立中学に入れてしまうと、高所得者ばかりの学校では授業料が高いだけでなく、部活や塾通いなどかなりの費用が必要になります。
日常から倹約していれば別ですが、カードローンや消費者金融などで足らないお金を払っていると、いつしか金利を返すことすらできなくなります。
そういう場合は、利払いをカットして借金返済が猶予できる任意整理などで、借金を減らすのが良いでしょう。