このサイト、債務整理ガルガルでは債務整理によって借金問題を解決するためのサイトですが、「闇金」問題は債務整理では解決できません。
債務整理とは法律に基づいて債務を減らす手続きですが、「闇金」は法律に従うつもりがないからです。
しかし、闇金が絡んだ借金問題を解決する手段も情報提供したい、という思いは常々ありました。
この記事では、闇金の手口と闇金問題を解決するための相談先について述べます。
闇金相談は対応している弁護士が少ない
この債務整理ガルガルでは債務整理を専門としている弁護士・司法書士をご紹介していますが、闇金問題となると闇金対策専門の弁護士に相談する方が良いです。
法律に従わない業者が闇金融であるため、債務整理のノウハウだけでは対応しきれない場合もあります。
しかし、闇金の嫌がらせなどを恐れて、債務者はトイチ(10日で1割)トゴ(10日で5割)イチイチ(1日1割)などの異常な高金利を支払っているわけです。
そのため、法律に詳しいだけではいけません。
闇金問題は、闇金が仕掛けてくる可能性がある嫌がらせなどへの対応に、豊富な経験がある弁護士が必要になります。
債務整理ガルガルでは、闇金相談先としては下のDue法律事務所を推薦しています
バナーから公式サイトを見て貰えばわかると思いますが、闇金に特化した専門のノウハウと持っている法律事務所であることがわかります。
以下、闇金の種類と手口を見ていきましょう
090金融:携帯電話のみで闇金融を営業
090金融とは、携帯電話と架空の業者名しか記載せず、一切素性を明かすことなく違法な高金利を取る業者で、電柱やガードレールなどに広告を貼り付けて勧誘しています。
もちろん貸金業としての登録を行っていません。
最近の携帯電話は080が増えてきたので、080金融などと呼ばれたりもするようになりました。
固定電話を持たない段階でかなり怪しいわけですが、追い詰められた人はそれでも借りてしまうのです。
090金融は、審査なしで免許証があれば貸付OKなど通常ではありえないほど甘い審査を宣伝しています。
でも、審査が甘いってことは、貸し倒れが起きることを前提に、高い金利をとっているっていう業者なので要注意です。
闇金の中でも090金融は、少額の融資を専門に行っています。
審査や条件が良すぎるため、安易に借り入れをする人もいますが、預金口座や携帯電話の番号が知られていまうことで、架空請求をされることもありますし、金利も法外な高い金額に設定されていますから、なかなか完済できず抜け出せなくなってしまいます。
1日でも返済が遅れると即電話がかかってくることも090金融の特徴です。
090金融の主な取り立て手段は電話なので、自宅だけではなく職場にも連絡してくることが多いです。
徐々にエスカレートしていきますから、早めに闇金専門の弁護士に相談するべきです。
紹介屋:安い金利と偽って集客して闇金に流す
闇金の一部は、自分ではお金を貸さない紹介屋と呼ばれる手口もあります。
この紹介屋とは、はじめから「お金を貸してあげます」と言うものではなく、チラシなどで借り入れの申し込みをしてきた人を、一旦審査で断り、特別に親交のある業者を紹介してあげると言って闇金を紹介するというものです。
このような闇金に引っ掛からないようにするには、新聞などのチラシの業者に電話をしない事です。
整理屋:債務整理を装って近づく
闇金業者は、さまざまな手法を使って、債務者からお金をだまし取ろうとしています。
そんな闇金の手口には、整理屋と呼ばれる言葉巧みに多重債務者へと近づき、債務整理をするといって高額な手数料をだまし取る業者も存在します。
整理屋とは、債務者に対して債務整理を代行するといって近づき、高額の手数料をだまし取る業者です。
実際には債務整理の手続きも行わず、手数料だけをだまし取る悪質な業者が整理屋と呼ばれます。
整理屋の手口は、まずはじめに闇金業者を通じて多重債務のリストを手に入れ、ダイレクトメールなどで債務者を集めていきます。
債務者との契約が済むと、先に手数料を要求したり、手数料をとっても実質何もしないもしくはずさんな整理しかせず後からトラブルになるケースも少なくありません。
初めて債務整理を行う人は、手続きや流れもわからないので、言われるまま従ってしまいがちですが、弁護士は原則的に依頼主と会わずに、債務整理の依頼を受けてはいけないことになっていますから、債務整理を依頼してから一度も弁護士に会う機会がなく、事務担当者外来を受けているような場合には、整理屋の可能性が高いといえます。
整理屋は言葉巧みにだましてきますから、あまりにも都合の良い話しを持ちかけられた場合には、注意しましょう。
家具リース金融:リース料を名目に高金利で搾取
家具リース金融とは、出資法の金利規制を避けるために、債務者の家財道具を一旦買い取り、債務者に貸し出すリース契約を締結して、高額のリース料を徴収する方法をとる闇金業者のことをいいます。
本来は貸金業の登録が必要であるにも関わらず、古物の貸し出しで使用料を徴収しただけと逃げる仕組みとなり、法定金利を上回る利息で、リース料を徴収するのが目的です。
家具を担保として、融資を受けることができるのは、一見よくありそうな気がしますが、実は一度利用してしまえば、家具だけではなく、多額の借金を背負ってしまう可能性があります。
家具リース金融は、家具のすべてを買い取ってその代金として現金を貸し出しますが、法外なリース料金を請求してきます。
もし、支払いが滞ってしまうと、家具を回収して売却されることになってしまいます。
自宅に家具を保有している主婦などがターゲットとして狙われやすく、高額な借金を背負うことになりますから、十分注意しましょう。
家具リース金融と聞くと、家具を買い取ってくれる業者というようなイメージがあるかもしれませんが、粗大ゴミと変わらない家具を引き取る代わりに、現金を化してくれるので、まともな貸し金業者のやり方ではありません。
パチンコ金融:パチンコ依存症を狙い撃ち
パチンコをしているうちに、あっという間に持っているお金が無くなってしまったというのはよく聞かれる話です。パチンコ金融とはパチンコやパチスロに夢中になりもっと資金が欲しいと思っている人にターゲットを絞ってお金を貸す、悪質な金融業者です。
パチンコ金融はパチンコ店の近くに店舗を構えていることが多く、パチンコ店の駐車場に置かれている車に広告をはさんだり、周辺の電信柱に広告を張ったりします。
そして勝ったらその場で全額を返済をすることができると、甘い言葉でパチンコやパチスロ依存者を誘うのです。
チラシには固定電話ではなく携帯電話の番号が記載されており、そこに電話をすると、パチンコにつぎ込む資金をパチンコ金融のスタッフが店まで持ってきてくれることもあります。
利便性が高いことから気軽に手を出しやすく、負けるとまたそれを取り戻そうとして借金を重ねるという負の連鎖に陥ってしまいます。
固定電話を持たず1日1割という法外な利息を付けることもあるパチンコ金融はあきらかに闇金で、パチンコに負けた人が焦ってお金を取り戻そうとする心理に付け込んでくるのです。
パチンコに負けても冷静な判断力を失って熱くなり、パチンコ金融という悪質な闇金から安易にお金を借りないように気を付けたいものです。
チケット金融:換金性の高いチケットを買わせる
チケット金融という言葉はあまり馴染みのない言葉だと思います。
チケット金融とは、クレジットカードで新幹線や高速道路などの回数券のような換金性の高いチケットの売買を利用した違法金融業者です。
回数券などを代金後払いで正規の価格で販売し、その販売業者が指定した金券ショップで換金させて、販売業者と金券ショップは裏でつながっている場合が多く、購入者はチケット金融業者にチケット代金を支払うことになります。
換金性の高いチケットの売買を利用した実質的な貸金行為で、最初の換金額と後日の支払金額との差額が法外な高金利となる仕組みです。
一般的にチケット金融では、販売業者と金券ショップはグルで、チラシやダイレクトメール、看板等でチケット代金後払いの甘い文言で顧客を勧誘しているので注意が必要です。闇金融のチケット金融には、自身で対策をする必要があります。
後払いが可能な業者などで、その場で現金が手に入るからといって安易に利用しない事が肝要です。
チケット金融を利用して、困っている場合は、即座に専門の法律職に相談する事が大事です。商行為をしているだけだと、きっちりと証拠を掴むまで捜査をしないといけないので、警察も動けないのが特徴です。
お金が必要になる時は生活しているとありますが、冷静に考える事が大事です。
類似のものに買取屋というものがあります。
買取屋:クレジットカードのショッピング枠を現金化
買取屋とは、クレジットカードで申し込み者に買い物をさせて、その商品を安く買い取る業者のことで、多重債務者を相手にして取引を行っています。
消費者金融などではもうお金を借りることができなくなってしまった多重債務者が、買取屋に申し込むと、買取屋が指定した商品を、クレジットカードを使って購入することになります。
家電製品は高い換金性があるため、家電量販店などの売れ筋の家電を購入することが多くなっています。
申し込み者は、すぐに商品を買い取ってもらうことができるので、その日のうちに現金を手にすることができます。
ただ、後日クレジットカード会社には、商品代金を支払う必要がありますから、実質的には出資法の上限金利を遙かに超える高金利の借金をしていることになります。
買取屋に問い合わせると、事務所で買い取りの説明を受け、購入する家電製品の製品番号などを指定されます。
家電量販店などで購入した商品をクレジットカードで購入し、買取屋の事務所へ行くと未開封のまま安い金額で買い取り、オークションなどで高く転売し利益を得ることになります。
借金を返済したいと思っている多重債務者にとっては、一時的に現金を入手することができますが、借金の合計金額は増えることになり何の問題解決にはなりませんから、絶対に利用しないようにしましょう。
自動車金融:自動車を担保に荒稼ぎ
自動車金融は、よく電柱やガードレールなどに車でお金というポスターが張ってあるのを見たことがあると思いますが、自動車を担保にして、お金を借りることができる業者のことで、車という担保があるため、比較的審査が簡単で、融資のスピードも速いため、今すぐにお金が必要という人が利用しています。
ただ、担保を差し引いても、借りられるお金の額は少なく、消費者金融並みの金利や、法外な手数料を要求してくる業者も多く、無許可で営業をしている業者もいますから利用は控えた方がよいでしょう。
消費者金融などの金融機関ではお金を借りることができない人達の間で注目されているのが、自動車金融です。
自動車金融とは、車を担保にしてお金を借りるシステムのことで、消費者金融のように勤務先に在籍確認の電話がかかってくることもなく、基本的に審査なしで借りることができます。
自動車金融には、車を業者に預けておく預かりと、お金を借りている最中も、車を利用することができる「乗ったまま」という借り方があります。
一見すると「乗ったまま」の方が有利なような気がしますが、実際に融資される金額は、車の査定金額によるので、預かりであれば査定額に近い金額が借りられるのに対し、乗ったままは、査定額の半額程度しか融資を受けられないというデメリットがあります。
押し貸し:勝手にお金を振り込んで、高金利をむさぼる
知らない会社や人物から振り込みがあった場合、とても不審に感じますし、そういうケースは押し貸しになることも多いです。
押し貸しとは何かきちんと理解しておくべきです。
見覚えない少額の金額が銀行口座で振り込みがあった場合、ヤミ金からの貸付かもしれませんし、きちんとチェックしておかないと後日はかなり高額な金利と一緒に返済の連絡がきます。
少額の金額を勝手に振り込んでいることが多いため押し貸しとは、かなりリスクが大きい場合が多いです。こうした手口は、以前ヤミ金を利用した方や途中までヤミ金のもう押し込みを行ったケース、個人情報が漏れている場合もヤミ金と関係ない方も狙われることがあるため、そのまま無理するのはとても危険な状態になります。
銀行口座へ心当たりない会社や人から振り込みが続くようでしたら、そのままにするのではなくきちんと対処した方がよいですし、場合によっては専門家の司法書士や弁護士へ相談してみることも必要になります。
振り込みが続く場合はそのままにするのではなく、きちんと対処することでリスク回避になりますし、ヤミ金を利用したことがある方は、かなり気をつけてチェックしておくことはとても重要になります。
カラ貸し:貸してないのに貸したと主張
カラ貸しとは、お金を実際に貸していないにもかかわらず、「この間の借金、いつ返してもらえるんですか?」などと相手を脅し、多重債務者に「まだ残っていたのか?」と思わせて、お金をむしり取るヤミ金業者の違法行為です。
ヤミ金業者と取引している多重債務者の場合、複数の貸金業者と取引していることが多く、「どこからどれだけ借金しているか」を把握できていない人が多いのです。
ですので、1回でも取引したことのあるヤミ金業者から脅されてしまうと、簡単にだまされて、借りてもいないお金を渡してしまうことがあるのです。
また、ヤミ金業者によっては、「あなたの取引先だった貸金業者から、債権譲渡を受けた」とうそをついて、多重債務者に借金返済を迫るところもあります。
実際には、債権譲渡など受けていませんので、この行為もカラ貸しの一種です。
ヤミ金業者は、借金を滞納していそうな人を選んで、「債権譲渡を受けたので、返済して下さい」と迫りますので、知識の少ない多重債務者は、「あの返済していない借金だ」と勘違いして、返済請求に応じてしまうケースがあります。
カラ貸しは、多重債務者の心理を突いた違法行為ですので、だまされないように注意しなければいけません。
信用屋:融資を餌にお金を振り込ませる
闇金の中でも「信用屋」と呼ばれるものが存在します。こちらの信用屋とは、融資などの際に、返済ができるかどうか信用状況が不明なので、信用のためのお金として、先にいくらかのお金を振り込んでくださいという形で、信用金を振り込みさせようとするものです。
これは、ほとんどの場合詐欺であり、こういった詐欺行為を行うのが闇金の手口となっています。
信用屋の特徴として、このように、信用が必要であるという名目で、利用者からお金を振り込ませるという特徴がありますが、そのほかにもいくつか特徴があるといえるでしょう。たとえば、表向きは、健全な経営であることをアピールするため、金利などは低く設定されていて、闇金と違うと言うことをアピールしていることが多いです。
また、信用屋に多い手口として、信用のためにお金を振り込むとその後音信不通となり、融資が行われないという手口が多いです。
闇金にはこのような手口を使う信用屋と呼ばれる業者が存在しますので、注意をする必要があるといえるでしょう。また対策としては、始めに信用料という名目で信用のためのお金を支払わせようとするような業者は避けておいた方が良いといえるでしょう。
融資されずに逃げられてしまうことを防ぐため、注意が必要です。
債権買取金融:債券を買い取ったと嘘をつく
債権買取金融とは、債権を買取ったと偽り債権額を騙し取る手口で近づいてきます。
個人情報を徹底的に調べ上げ、請求してきますが、個人名義の口座や形態電話を連絡先にするという特徴があるので、思い当たる場合には今すぐ返済を止めてください。
大抵の場合、複数の金融業者で借り入れてるので、どの返済業者からいくら借りているかも分からなくなっています。まずは借入先のリストを作り、返済額を把握しておけばこの手の闇金にダマされにくくなります。
債権買取金融に関わってしまうと個人の力でどうにかするのは難しく、返済すればするほど深みにハマっていきますし、精神&肉体的にも追いつめられてしまうので、闇金から借りてしまったら今すぐ司法書士や弁護士に相談してください。
特に弁護士が介入すると闇金業者はまず手を出せなくなり、脅しの電話がかかってくるかもしれませんが、債権買取金融自体が違法行為だと十分に知っているからこそ、弁護士に立ち向かい勝てるとはまず思っていません。
弁護士に代理交渉してもらえば、もう取り立てに悩まされることもなく今まで返済してきた違法な金利や支払い分も回収してもらえます。
ひととき金融
女性を犯して、体の関係をネタに借金回収を行う業者です。
ひとときの体の関係を利用する闇金って意味です。
恋愛感情を利用したり、恥ずかしい写真などをネタに恐喝してくるので、非常に厄介です。
闇金に関するまとめ
闇金に引っ掛かってしまうと、貸したお金の回収に違法な手段を使って来たりしますので、まずは闇金に関わらないようにする事です。
もし、闇金に引っ掛かってしまったら、司法書士や弁護士などの専門家に相談して手伝ってもらうしかありません。
闇金はヤクザが絡んでいるケースが多いので、弁護士への相談は必須です。
専門家は、闇金と戦うために全面的なバックアップを行ってくれますから、もし自分が闇金に引っ掛かったと思ったら、自分だけで解決しようと思わない事が大切です。
